けものへんに むし

本と食べ物と育児の話

セブンミールに助けられた話

サミットで買い物www.flickr.com

 少し前の話だが、姑が腰を痛めた。

 立つのがやっとで、歩くのにびっこを引く。家のことをするのは難しい。
 同居の舅は家のことは全くできず、お湯も沸かせない。
「姑が指示を出して、舅が動くことはできるの?」と夫に聞いてみたところ、「家電は触ると何がおこるかわからないから苦手らしい」と返ってきた。
 幸いにも近所に親戚が住んでいて、ちょくちょく様子を見てくれるので、洗濯は手伝ってもらったらしい。「かろうじて料理は作れるから」と、電話で姑に言われ、買い物の相談をされた。
 ちなみに舅に買い物はできない。
 足が悪いので重い物は持てないし、「豚コマ300gを買ってきて」と頼むのに、豚コマ肉の説明からしなければならないほど疎い。
 しょうがないので、必要なものを聞いた。私が代理でネットスーパーで注文し、届けてもらったが、姑は、買い物のたびに、電話でやりとりするのは気が引けるという。

 姑の腰は治療すれば1ケ月ほどで治るらしい。その期間の買い物がどうにかなればいいのだ。

 ネットスーパーの使い方を覚えてもらおうと思ったが、姑はPCが使えない。紙のカタログがある宅配となると、生協になる。
 生協は加入するのに時間がかかるし、配達は週に1度しかない。1週間のメニューを考えて注文するのはかなり難しいことだ。
「料理はできるから」と言われても、料理というのはかなり力のいる作業だ。立ち仕事でもある。腰を痛めている人が毎日できるのだろうか?
 宅配弁当なども視野に入れて検索したところ、セブンミールにたどりついた。これがすごく便利だった。

 セブンミールとは、セブンイレブンの食事宅配サービスである。
 宅配弁当の他にも、料理の材料を揃えた食材セット、卵や牛乳、パン、惣菜、日用品などセブンイレブンで買えるものは大抵買える。
 送料は500円以上の購入で無料となる。弁当ひとつが500円なので、送料が発生するような注文をすることはまずないと思う。
 入会金や会費はなく、ネットで登録すればその日から使える。アカウントだけ作ってサービスを使わなくてもペナルティはない。
 何より、紙のカタログがあり、電話で注文できる。

 

www.7meal.jp

 

 姑に説明し、私がネットで会員登録をした。(会員登録だけはネット環境が必要)。

 使ってみた姑の感想は、「いちから食事の支度をしなくていいのは楽」だった。
 セブンミールでは、弁当のほかに、セブンプレミアムの総菜やサラダも売っている。煮ものや焼き魚、豚の角煮、豚汁などが1人前ぶんずつパックされているので、温めるだけで食事になることに衝撃を受けていた。

 紙のカタログも見やすかったようで、「自分で選んで自分で注文できる」ことに喜んでいた。最初に私がネットスーパーで買い物をした時に、気が引けると言ったのは、自分で自分のことができなくなることに対する恐れもあったようだ。

 商品はスーパーで買うよりやや高めだが、今回のように身動きが取れない場合にはとても助かるサービスだと思った。

(姑は回復して元気です)