けものへんに むし

本と食べ物と育児の話

炊いたんのようなもの

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 花冷えが通り過ぎ気温が二十度を超えても、春の気候はうそ寒いものをはらんでいる。
 背後から寒さに襲われ風邪をひいた。
 高熱を出した時、まずはジャンクフードが欲しくなる。マックのポテトやモスのテリヤキ。チーズ、プリン、バニラアイス。濃厚で喉ごしのよいエネルギーを薬と共に体に取り込み眠る。大抵は2、3日で回復する。
 回復した直後には、なぜか出汁のきいたものが食べたくなる。今回は、京都観光をした際、おばんざいの店で食べた、出汁がたっぷり滲みこんだ野菜とがんもどきの煮物が食べたいと思った。検索すると「炊いたん」というものが近いようだ。
 時間をかけて煮るのが面倒だったので、圧力鍋で煮て「炊いたんのようなもの」を作った。

  • 冷凍の里芋6個、がんもどき3個(半分に切る)
  • 煮汁に、出汁250ml、酒50ml、醤油小さじ1.5、みりん大さじ1

 煮汁の材料を圧力鍋に入れ、里芋とがんもどきを加えて蓋をし加熱。おもりが上がったら弱火にして4分加熱し火を止める。おもりが下がったらできあがり。

 出汁がしっかり滲みていておいしかったが、かなりあっさりとした味になった。豚バラを加えるといいかもしれない。